父
「この方が早く煮えるんだ!!」
”ピチュ、、、、ッッッッュ〜パン!パン!ボン!ボン!!ボン!!!”
日曜の朝7時、
静かな朝の中に ”怪音” が広がった。
見ると、
あろうことか、父が”蓋”を閉じて油で何かを揚げている。
生じた水蒸気が水滴となり、その水を煮えたぎっている高温の油が激しく跳ねているのである。
その上の蓋で踊り狂う油を塞いでいるのだ。
そんな父の怪行から日曜が始まった。
そう。
僕の父は重度の料理オンチである。
それに加えてかなりの味オンチでもあるのだ。
父が作る料理は大抵失敗する。。。
”料理の仕方が分からないからだ。”
簡単なレシピの料理でも失敗する。。。
”味オンチだからだ。”
過去に濃い麦茶をアイスコーヒーと勘違いしてて飲んでたことを思い出す。。。
そもそも、
油で揚げているものを「煮える」と言うであろうか?
いやない!!!(反語)
父よりも母に裁量権の多くを握られている家庭の「父」はこのようにどこかが抜けているのであろうか??
甚だ疑問である。